ブロンコ 1/35 CB35011
英・スタッグハウンド4輪重装甲車


箱サイズ385x245x55(mm)

北アフリカ戦の戦訓から装輪装甲車でも火砲装備が必要とされ
アメリカでもその戦訓を生かした装甲車が作られることになりました。
フォード社とシボレー社が37mm砲を装備する装甲車を試作しました
が軽戦車より大きくアメリカ軍では採用されませんでした。しかし
イギリス軍が特にシボレー社の車両を気に入りレンドリース資材と
してイギリス向けに生産される事となりました。信頼性が高い本車は
好評で終戦までに3000両近くが生産されました。

キットはその中で最も量産されたMk.I 型です。主砲に37ミリ砲を搭載し、
さらに前部にはボールマウントの機銃を搭載した、迫力のあるものに
仕上がっています。


全てのハッチが開閉選択式となっているようです。果たして可動式なのかは
写真からでは判断できません。キットが届くまでのお楽しみです。




車体側面の装備類、砲塔上の機銃、排気管など、それぞれのパーツも
精密感に溢れています。パーツの合いも良さそう、と想像できます。
機銃グリップの滑り止めモールドも忠実に再現されています。

エンジンルームの隔壁のフレームは再現されていますが、エンジンや
操縦席などはパーツ化されていないようです。ターレットリンクには
ギザギザがモールドされており、砲塔基部もポイントが高いです。



車体下部やサスペンションの様子をご覧ください。ハッチ内側にも何やら
すばらしいモールドが伺えます。またタイヤの形状もメリハリのある
出来です。フェンダーの薄さにもご注目下さい。


タイヤだけでも十分に鑑賞できる仕上がりです。
刻印もモールドされています。



特徴のある形状によって緊張感が伝わってきそうです。
リベット、マイナスねじの表現もバッチリです。


鋳造砲塔の形状もかなり良い感じです。
砲塔部分ハッチ内のペリスコープには透明パーツが使用されています。

35ミリ主砲部です。ここにも透明パーツが効果的に使われています。



主砲の裏側には無線機がセットされます。
どの画像を見ても見栄えのする、優秀キットのようです。