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ホーカーシドレー・トライデント1Cジェット旅客機・英国航空
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  トライデントは、ホーカー・シドレーがBEAの要望する欧州域内用の中距離旅客機として開発を開始したことに始まる。機体レイアウトはボーイング727やツポレフTu-154と同様に尾翼付近にエンジンを3発設置するリアエンジン方式を採用しており、こちらの方がコンセプトとしては早かった。また世界で初めて自動操縦による着陸が認可された機体であった。
高度の先進性を備えていたにもかかわらず、エンジンパワー不足や座席数の少なさ、営業力不足などにより、イギリスやパキスタン、セイロンなどのイギリス連邦諸国と中華人民共和国以外から受注を取ることはできず、総生産数は117機とあまり多くはない。
採用された機体も1980年代後半以降には、ボーイング737やボーイング757といった新世代の旅客機に代替される形で退役していったが、1990年代にも中華人民共和国のVIP輸送機として中国人民解放軍空軍で運用されていた機体もあった。