Xスケール 1/144 UXR1401
イリューシンIl-62M旅客機・ウクライナ航空
(RUSHブランドRS144001)

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  Il-62は、ソ連のイリューシン設計局で開発されたソ連初の本格的な長距離用ジェット旅客機である。エンジン4基をまとめて後部に装備し、T字尾翼で独特な形態である。またナローボディ機であるため、機内の通路は中央のみで、客席は3-3の横6列配置となっている。初期のIl-62は燃費が悪く、そのため新型エンジンを装備した機体が開発されることとなり、Il-62Mが1970年に登場した。より経済性の高いエンジンに換装したことで燃費が改善され、西側の旅客機に劣らぬ競争力を手に入れた。また機内の各装備も更新されている。基本設計が古い上に、その後もアビオニクスやエンジン、エンターテインメントに大規模な更新が行われなかったにもかかわらず、製造は1993年まで続けられた。現在では活躍しているのはIl-62Mやそれを改良し西側機のコンセプトが取り入れられたIl-62MKなどである。しかし一時期共産圏の長距離旅客機といえばこれを指すほどよく使われ、共産圏では要人移動用の政府専用機として利用された。