ドーラ・ウィングス 1/72 DW72009
英・フェアリー・デルタ2超音速実験機
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  フェアリー デルタ2はイギリスの超音速実験機であり、1954年に初飛行した。亜音速、超音速の飛行の実験のために開発された。円形断面の胴体を持つ中翼の無尾翼三角翼機で、エンジンのエアインテークは翼の根元に設けられた。エンジンはロールス・ロイス エィヴォンRA.14Rのアフターバーナー付である。長くとがった機首を持ち、着陸、離陸時には10度、折り曲げて視界を確保する設計であった。
WG774とWG777の2機が製作され、WG774は1954年10月6日にピーター・ツィスの操縦で初飛行した。1956年3月10日にF-100が1955年に記録した速度記録を480 km/hほど上回る1,811 km/hの速度記録を樹立した。この記録は1,000 mph (1,600 km/h) を超えた最初の記録である。1960年にフェアリーを吸収したBACによって、コンコルドの開発プロジェクトのためのオージー翼の研究のために1号機WG774が、改造して試験に使われ、1964年から1973年まで飛行試験を行った。BAC 221に改造されたWG774は英国海軍航空隊博物館展示されている。2号機のWG777は王立空軍博物館に保存されている。

キットはエッチングパーツ・マスクシールが付属しています。