ローデン 1/48 RE48434
独・ユンカースD.1 後期型単葉戦闘機 WW-T
価格はリストに掲載されています。ご覧下さい。

ユンカースの名前を一躍有名にしたのは、コルゲート外板(薄い波板)
で覆われた全金属製の機体のためでした。従来の木製布張り機体に
別れを告げ、現代の航空機の礎となったのです。
しかし、その登場は戦局から遠く、終戦へとつながっていったのです。




搭載されたエンジンはメルセデス。6パーツで構成されますが、組みあが
りはまさに圧巻です。2タイプ入って入るので、今後の前期型の発売も待
ち遠しいところです。
2連装の7,9mm機銃は放熱板のスリットまで再現されています。



波板外板は一糸乱れぬ美しさ。主翼パーツは裏面に押し出しピンの跡が
ありますが、表面にはその影響が出ていません。各パーツの接着はこの
外板がずれないように気をつけて液体サラサラ接着剤を使用されるのが
良いと思います。




コクピット内部は見所です。補強用フレームの再現、きれいなカーヴを
形作るエンジンマウント、そこに鎮座するエンジンなど、まさに実機を組
み上げてゆく感覚を味わうことができます。ローデンの製作者にとことん
1/48スケールで製作したいという意気込みがあったのでしょうか。



脚柱、プロペラ、ラダーなども細かいモールドが施され、かなり実機をリサー
チしていると考えられます。おうちで博物館モデルを製作できるでしょう。



塗装は2機の選択が出来ます。デカールは波板上に貼るので、波板の
形状が損なわれないように、マークソフターをご使用になるか、腕に自身
のある方はマスキング、吹きつけも良いかと思います。張り線がありま
せんので、第1次大戦機としては特異な形状でした。詳しい実機解説は
説明書に英文で掲載されています。