セマー 1/72 SME72845
仏・アミオ 143 爆撃機 WW-U
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1935年に採用された爆撃機です。二段デッキの乗員室や肩翼配置の主翼、固定車輪
など旧式感がありましたがフランス戦では夜間爆撃などに活躍しました。





フランスの1930年代の双発爆撃機「アミオ」は旧エレールのう〜んと昔の
キットです。機体を横から見ると前半部が大きく後半部がアンバランスに
細く、魚に例えると「深海魚」という表現がぴったり。全長300mmほどの
迫力ある機体です。 プライザーのフィギュアと対比してください。



全長300mmですが、見てくださいこの胴体幅。約14mmほどです。
1/72スケールで14mmと言えば実機では1000mmぐらい。どうもおかしい。
あまりにも機体がぺったんこ。想像するに機首に1人後部に1人下部に2人。
一度離陸したら簡単にコミュニケーションが取れなかったのでは…?
まさに個人を尊重するフランスならではの設計思想が現れています。



その機体幅に比べてこの主翼の厚み! 倍ぐらいあります。
こんな機体、今ではお目にかかることは出来ません。この形状が大いなる
揚力を生み出し、脆弱と見えるプロペラでも十分だったのでしょうか。

 

機体下部左右の非対称風防と、上部コクピットの透明パーツです。
コクピットパーツは左右を接着するので、接着後は風防枠になる予定。
ただ、コクピット内はパーツが用意されていませんので、ご自身でそれらしく
製作される必要があるかと思います。



そして肝心の爆弾は、主翼に懸架されたものが4つです。第二次大戦中の
フランス軍の気品のある機体のひとつであったと言えましょう。



塗装は上面がカーキ、下面が黒です。

海外の模型に関するサイトを調べると、数多くの完成作品の画像と出会う
ことが出来ます。アミオも例外ではありません。